2011/09/26

マレーシアに移り住んで2年2ヶ月が経ち、8月16日より同じ東南アジアのミャンマー連邦に赴任することとなりました。

2年前、まさか自分が日本を離れることになるとは思いもせず、、、そのままミャンマーという謎の国に行くことになるとは。。。人生わからないものです。死んだ祖父母が一番驚いていることと思います。

ミャンマーには去年から2、3泊の短い期間で何回か訪れておりましたが、いざ腰をおろしてみると様々なことが見えてきます。まず、海外のメディアで報じられているような危険な雰囲気というのは一切感じません。ひったくりや強盗などといったこともほとんどないようで、人々は見るからに温厚で、のどかな所でございます。もちろん中には悪い人もいるとは思いますが、マレーシアよりも、日本より治安が良いような気がします。

しかし、日本、マレーシアという豊かな国から来たばかりの私にとってはこの国の不便さを感じずにはいられません。まずは停電。これは一日に数回あります。断水。たまに水が出なくなります。外灯が少なく、夜は歩くこともままならないほど真っ暗になります。そして欧米から経済制裁を受けている状態のため、マクドナルドやKFC、スターバックス、コンビニなどの世界チェーンのお店は一切ありません。さらに、今やインフラの一つとなっているインターネットも日中はページを開くこともままならないほど遅いです。不便な点をあげればきりがありません。

しかし、まだ1カ月ですがこの程度の不便さは鈍感な私にとってはそれほど問題ではありません。むしろ、今はまだ来たばかりで、この異次元に来たような感覚を楽しんでおります。そしてミャンマー人の素朴さに癒され、彼らの優しさに助けられながら過ごしております。

私の私生活はというと・・・マレーシアにいた頃のようなのんびりした生活は一切なく、自身の職務を果たすべく毎日余裕なく奔走しております。

2011/08/14

 アメリカの大手メディア「CNN」のトラベルガイドによる「旅行してでも食べたい世界の料理ランキング」世界の美食トップ50というものが発表されました。

1位はタイのマッサムカレー、2位イタリアのナポリタンピザ、3位メキシコのチョコレート、4位日本の寿司、5位中国の北京ダック・・・という順位で、マレーシア料理は7位にアッサム・ラクサでした。日本料理は50位以内には他に近江牛と、以外にもあん肝がランクインしてました。ランキングの中はやはり食が有名なタイとイタリアの料理が数多くランクインしておりました。

ラマダン(断食)期間中のマレーシア。夜のお祈りのした後のイスラム教徒の一斉食事は、特定の宗教を持たず、宗教に対する価値観がまったく違う私には異様な光景であります。

私の住む地域はマレー系が大多数ということもあり、夕飯時に近所のショッピングセンターに行くと、洋服屋、時計屋、宝石屋、靴屋、雑貨屋など、すべての店の全スタッフが同じタイミングで一斉にレジ付近で食事を取っています。

そんなイスラム教国マレーシアを拠点にするのもあとわずかとなりました。

「発つ鳥跡を濁さず」ということで最後まで気を抜かずに綺麗に去りたいと思います。

2011/08/11

今やマレーシアのシンボルとして世界的に有名になっているクアラルンプールのペトロナスツインタワー。

そしてこのツインタワーやその下層階に位置するショッピングセンター「スリアKLCC」を傘下に持つKLCCプロパティーホールディングスが今年、ツインタワーと低層部分で接続する新しい60階建ての新棟を完成させる予定となっています。

新棟の低層部分は小売りスペース(約13000平米)。すでに多くのテナントが入居契約を結んでおり、9月には入居率100%になると言われています。上層階の78000平米を超すオフィススペースはマレーシアの国策石油会社のペトロナスが全フロアをいったん借り上げ、この新棟の名称を「ペトロナスタワー3」とした上で、ペトロナスが各社に貸し出すと見られています。この新棟の入居率が100%になれば、KLCCの年間売上高を1億リンギ(約26億3000万円)押し上げると言われております。

他にも、ツインタワー周辺にはここ数年でいくつかの高級高層コンドミニアムなどの高層ビルが建設され、現在も建設中の高層ビルが数件見受けられます。

世界一高くて全身ステンレス張りで、飛行機の中やクアラルンプール市内のどこから見ても目立つペトロナスツインタワーですが、数年後には周辺に超高層ビルが立ち並び、この壮大さは見劣りすることになるかもしれません。。

2011/08/09

マレーシアではブミプトラ政策(マレー系優遇政策)導入後、マレー系の社会的地位が向上し、マレー系が優先的に採用された公的機関では非能率と怠慢が横行。 そして経済界に参入するようになったマレー系ビジネスマンのあいだでは過度の個人主義、利己主義な傾向があり、問題となっておりました。

そして1982年、日本の個人よりも集団の利益を優先する集団主義と勤労倫理を学べ、過度の個人主義や道徳、倫理の荒廃をもたらす西欧的な価値観を修正すべき。という当時のマハティール首相の提唱で導入されたルックイースト政策(東方政策)。

なぜ国内の中国系ではなく、外国の日本だったのかはわかりませんが、この政策はマハティールさんの首相在任期間中、2003年まで継続されておりました。

そして今、ルックイースト政策ならぬ「ルックマレーシアプログラム」というものが開始されようとしております。このプログラムはマレーシア政府が募集したもので、日本の大学生が今月半ばからマレーシアに研修旅行で派遣されます。日本の大学生たちはマレーシア滞在中、ホームステイや現地の地場・日系企業訪問、現地の学校での授業体験、ハリラヤ(断食明けの大祭)などの行事に参加するとのことです。

2011/08/07

今年で独立54年を迎えるマレーシア。その独立記念日は8月31日です。

すでに全国の街中では記念日に備えて飾り付けが行われています。毎年独立記念日当日はパレードや記念式典が行われ、国王臨席の式典は、クアラルンプールと各都市と1年ごとに交互に行われます。

そして今年は例年とは少し状況が違うようです。現在、ラマダン(断食)期間中であり、それが8月31日に終了し、「ハリラヤ」を迎えます。「ハリラヤ」は断食明けの大祭で、イスラム教徒にとっては1年で最大のお祭りの日であり、イスラム教国であるマレーシアでは正月のようなものであります。 この「ラマダン」と「ハリラヤ」はイスラム暦で期間、日にちが決められているため、毎年のように日にちが変わります。今年は独立記念日とハリラヤが重なります。

この二つの祝日は両方とも全国規模で盛大に行われるマレーシア最大の祝日なので、街の飾り付けにも気合が入っております。独立広場や政府関連の建物にはこれ以上貼れないほどの無数の国旗が飾られています。今月末の大型連休中、マレーシアは大いに盛り上がることでしょう。。

2011/08/04

車を処分してからある程度の日数が経ち、マレーシアにおける車の便利さを痛感し始めております。

比較的便利な所に駅があるが、時刻表通りに電車が来るのは極稀なことで、長い時は1時間近く待たされる国鉄。通勤ラッシュや帰宅ラッシュ時には道路が渋滞するため、面倒くさがって目的地に行ってくれないタクシー。さらにこの時間帯に大雨が降るとタクシーの数が激減し、空車をひろっても3倍から5倍近くの料金を請求してくるタクシーも多いです。

マレーシアに来た当初の頃を思い出します。毎日帰宅したときには汗びっしょり、体はベタベタになってます。しかし、初心に戻って「大らかな心」を意識しながら、残り少ないであろうマレーシア生活を過ごしております。

先ほど帰宅時、雨の中タクシースタンドでタクシーを待っているとき、私の後ろにいた白人グループがタクシー係のマレー人女性に「どれだけ待たせるんだ!」と怒っておりました。

マレー人女性はマレー人らしくニコニコしながら「今呼んでるから^^ そのうち来るよ^^ まあ座って待っててよ^^」と言ってました。イライラしている白人グループは今度は私に「あなたはどれだけ待ってるんだ!?」と聞いてきました。私「んー1時間くらいかな。ここはマレーシアだから。そのうち来るよ^^」と答えました。

マレーの自由でルーズなスタイルには大らかな心で対応しないと身が持ちません。。

2011/08/03

ASEAN域内での成功を足がかりに、日本市場への参入の機会探り、事業パートナーを探していたマレーシアの格安航空エア・アジアと、新規に成田空港を起点とする格安航空会社立ち上げのチャンスをうかがっていた日本の全日空(ANA)が、共同で新格安航空会社(LCC)「エアアジア・ジャパン」を立ち上げ、来年8月よりLCCとしては初めて成田国際空港を拠点に就航することが決まりました。

この「エアアジア・ジャパン」は日本国内便、国際便の双方で運行するそうです。新会社の株式保有率は、ANAが67%、エアアジアが33%で、資本金は50億円とのことです。

アジアの格安航空として成功を収めているエアアジアのビジネスモデルと、ANAの強力なブランドと日本市場への深い知識で、新たな需要を喚起できると言われております。

現行の日本国内線の運賃相場と比べて、どれほどの違いを出してくるのか、楽しみであります。

2011/08/01

一昨年、日本で惜しまれつつ引退した寝台列車「ブルートレイン」。

私は鉄道マニアではありませんが、この名前だけは幼い頃から知っていました。知らない日本人はほとんどいないかもしれません。

そして今、日本のこのブルートレインが今年10月からマレーシアで運行される見通しとなっています。2009年まで運行されていた「ブルートレイン」合計14車両がJR九州とJR西日本からマレーシア鉄道公社(KTMB)に寄贈されました。

寄贈されたブルートレインは車齢35年から40年のものですが、手入れが行き届いており、強度や乗り心地には問題ないと言われています。しかし、「動くホテル」とも言われる寝台列車の運行には、電源、空調、トイレなどの制御技術も必要となるため、マレーシア鉄道公社の職員数名が8月から日本で研修を受けるそうです。受け入れ先は、現在日本で唯一の寝台特急「カシオペア」を運行しているJR北海道です。

「マレーシア・ブルートレイン」はマレーシアの東海岸をタイ国境からシンガポール国境までを運行するそうです。ブルートレインはこれまでもタイなどに売却され、運行されており、日本人観光客の人気は高いそうです。マレーシアで第二の人生を迎えるマレーシア・ブルートレインも人気の鉄道となってほしいものです。

2011/07/29

イスラム教徒の義務・戒律の一つである「ラマダン(断食)」。

毎年日程が変わるこのラマダンですが、今年は8月1日から8月31日まで行われます。

ラマダン期間中、イスラム教徒は病人、幼児、旅行者などを除いて、日の出から日没までの間、飲食、喫煙を絶ちます。そして日没と同時に礼拝をし、その後夕食を取ります。

私がこのラマダン期間を体験するのはこれで3回目になります。みなさん毎日同時刻に一斉に食事となるので、時間を外せばどこの飲食店も客はほぼゼロなのでとても快適に食事をとることできます。

そしてこのラマダン期間中の娯楽施設の営業をめぐって、野党が政権を握っているイスラム色の強い州では揉め事が起きているようです。野党が議席を占めるある州の首相は、カラオケ、ディスコの営業を禁止すると発表しました。さらに、ビリヤードセンター、ボーリング場、インターネットカフェを例外として、娯楽施設の営業はすべて禁止。バー、ホテル、レストラン、公衆が集まりやすい場所でのライブ演奏も禁止。ただし、中華レストランと海外からの観光客向けに食事のみを提供するレストランの営業は許可。もし、イスラム教徒の入店を許可した娯楽施設のオーナーは営業ライセンスを没収されるとのことです。

しかし最近になって、華人系与党が「イスラム教徒以外の国民の人権侵害だ」と強く抗議したこともあり、禁止措置は多少緩くなったそうです。。

2011/07/28

先日行われた女子サッカーワールドカップドイツ大会の決勝で、日本代表がアメリカを下して大会初制覇を果たしたことには日本中が沸いたことと思います。

サッカーは弱いけど、サッカーに対する興味は世界トップクラスのマレーシアでもこのニュースは大きな話題となり、「アジアの誇り」といった声が上がっています。

また、マレーシアの新聞には、なでしこジャパンを「サムライ・クイーンズ」と表現し、日本人のポジティブな姿勢とチームワークや精神力を賞賛し、マレーシアは日本から学ぶべきだという記事が掲載されておりました。そしてこれによって大震災、原発事故の影響に苦しむ日本が立ち直ることができると証明された。などと書かれておりました。

本日は男子サッカーワールドカップブラジル大会のアジア予選の最終予選でした。

マレーシア対シンガポールの第2ラウンドです。日韓戦のように、隣国同士というのは選手も客も熱くなるものです。とくにマレーシアとシンガポールは特別な縁がある国同士。

前回はシンガポールでアウェイのマレーシアは5-3で敗北。今日はクアラルンプールのスタジアムということで日中の街中はマレーシア代表ユニホームを着ているマレー人がたくさんおりました。夜になるとみなさん会場に向かったからか、全人口の60%強を占めるマレー系が街から消えておりました。。このような代表戦やデモなどのイベント事には華人はあまりタッチしないようです。。

ちなみにサッカーの結果は引き分けでした。アジア予選ではマレーシアは日本と戦います。

2011/07/26

東日本大震災以降、マレーシア外務省の渡航延期勧告もあり、マレーシア人訪日客は大幅に減少し、震災直後の4月に日本を訪れたマレーシア人は約3500人。前年同月比で約70%の減少でした。

しかし、5月後半からは政府による渡航延期勧告が緩和され、少しづつ減少幅が改善し、5月に日本を訪れたマレーシア人は約4100人で、前年同月比60%減となっています。

大震災以降、相変わらず大幅な落ち込みは続いておりますが、現在では回復に向けた動きが加速しております。JALでは4人以上の団体向けに格安運賃の提供を5月から開始しており、マレーシア航空ではクアラルンプール-成田間を往復579リンギ(約17000円)で提供する格安運賃プランを開始。マレーシアの格安航空エア・アジアは片道199リンギ(約5200円)のキャンペーンチケットを発売しております。

6月に入ると、北海道行きを中心に日本への観光ツアーの予約も戻り始めており、マレー系、中国系、インド系というマレーシア人の中でもとくにマレー系の戻りが早いそうです。

原発関連の過激な報道が多い中国語新聞に比べ、マレー語、英語新聞は穏やかな論調であるということと、楽観的なマレー系の性格が影響しているようです。。

2011/07/24

大陸の玄関口ということもあって多くの外国人の出入りがあるマレーシア。

外国人による違法労働も相当数いると言われており、その数は約200万人と言われております。これに対して政府は現在、「6Pプログラム」という措置を行っております。

これは外国人違法労働者とその雇用主に対し、期間内に出頭して手続きを踏めば処罰しないという特赦措置です。さらに一定条件を満たせば就労許可も与えるそうです。

「特赦」希望者は申請期間中に、出入国管理局か、内務省の委任した会社に出頭して所定の手続きを踏まなければなりません。就労許可の取得を希望しない違法労働者は実費で帰国ということになるそうです。

政府は外国人違法労働者に自主的に登録させ、指紋を採取することが目的とのことです。

2011/07/23

マレーシアのインターネット求人サイト運営最大手「ジョブストリート」の最新調査で、企業の幹部・管理職の8割以上が「海外で仕事をすることに興味がある」と考えているとのことでした。海外での就労に興味を持つ人は86.5%で、「興味がない」は5.5%、「まだ考えていない」7.9%を大きく上回っておりました。

興味があると回答した人のうち、31.4%の人は「非常に興味があり、積極的に機会を探している」と答えています。「もし仕事をするならどこの国がいいか」との質問には、オーストラリアを選んだ人が全体の23.8%で最も多かったです。シンガポール15.7%、アメリカ10.6%がこれに続いています。日本、韓国、中国は合計で8.5%でした。海外での就労を希望する理由としては、「より高い収入」が42%で最多。ほかは「仕事の将来性」23.9%、「子供の教育」12・9%といった感じです。

私は先進国から途上国に来て多くの事を学びましたが、マレーシアなどの途上国ではどうしても「お金」というもの強く縛られてしまい、多少給料が下がってでも「自分の国よりも発展していない国」という選択をする人はとても少ないようです。 逆に欧米日の先進国では「仕事のやりがい」をある程度尊重して途上国に行く人が少なくないように感じます。

2011/07/21

国際人材調査機構ECAインターナショナルが、世界とアジア地区で「最も生活費の高い都市2011」ランキングを発表しました。

アジア地区ランキングでは、1位から4位までは昨年に続いて1位・東京、2位・名古屋、3位・横浜、4位・神戸と、日本の4都市が上位を独占しました。この調査は年に2回、世界390カ国・地区を対象に行われています。日常的に購入・利用する消耗品やITサービスの価格を基準に生活コストを割り出しています。

ちなみに東京は世界番付でも1位。2位・オスロ、3位・名古屋、4位・スタバンガー(ノルウェー)、5位・横浜、チューリッヒ、ルアンダ、ジュネーブ、神戸と続きます。

世界的に生活コストが高いことで知られる日本。東南アジアの途上国の多くの方々は”日本へ行きたい”または”行ってみたい”という気持ちはあるものの、実際には給料が高くてもマレーシアなどと違って日本では生活コストを安く抑えるには限界があるため、現地の方々と話していると、日本で生活したい・働きたい、ということを本気で思っている人はそれほど多くはないように感じます。

東南アジアの国々では中国人などの移民・外国人が現地の人々の何倍も懸命に働き、幅を利かせているケースが多いようですが、国民がこの世界トップクラスの生活コストの高さにおされずに懸命に働く民族の国である日本では、中国人などの外国人や移民が幅を利かせることはできないでしょう。。

2011/07/19

熱帯地域を中心に毎年多くの感染者を出している「デング熱」。

とくに東南アジア一帯は毎年数万人規模の感染者を出しており、ここマレーシアも毎年多くの感染者、死者を出しており、毎年のように注意を呼び掛け、政府による予防対策が行われていますが、デング熱感染者数に大きな変化はありませんでした。

しかし、今年は感染者数、死者数共に大幅に減少しているようです。今年は6月までの集計によれば、デング熱感染者数は昨年同期の2万1309人から9224人と57%減となり、死者数は69人から14人と80%の減少を記録しました。2010年のデング熱感染者数は4万6171人、死者数は134人でした。今回の感染者及び死者数の大幅減は各地住民の努力によるところが大きいと言われています。さすが長い間これだけデング熱に悩まされてきた国民だけあって、一人一人が蚊を繁殖させない努力でもしたのでしょうか。

日本でも第二次世界大戦中、戦地から持ち帰られたウィルスが日本に生息する蚊によって媒介され、西日本を中心に流行し、一時は20万人以上が発病したそうです。

現在でも輸入症例は毎年数件が報告されているようです。